次の手順をふみながら、解き進める。


●問題文を読みながら、「状況図」を作成する。

   ※「状況図の作成」のついては、後述。


●作成した「状況図」に、問題文等に含まれている条件等

 をくまなく記入する。



●その「状況図」に記した比を「速さと比」の考え方に照

 らし合わせながら、手掛かりを探す。



●得られた手掛かりに基づいて、「比」を揃える等の作業

 をする。



●前述の段階で、問題文等から不明であった道のりや速

 さ等解く過程で求められた具体的な値は、その都度、

 状況図にくまなく記入する。



●問題文に戻り、問われている内容を再確認し、

 答えにあたるものを立式等を通じて求める。

  

まず、家と駅とAさんと母親とを示す。
  
中学受験算数
問題文に基づいて作成できる状況図はここまで。

ここからは、

再度、問題文を読み返し、誤認・誤記の有無を確認し、

正しいとの判断の下、

状況図を見ながら手がかりを探す段階に移る。

最後に、「速さと比」の考えに照らして、必要箇所に

比を記入する。
 EXAMPLE
 
ある朝、Aさんは午前7時に家を出て徒歩で駅に向かいましたが、その

30分後忘れ物に気づき直ちに家に向かって同じ速さで歩き始めまし

た。一方で、これに気づいた母親は7時10分に家を出てAさんを追い

かけました。Aさんと母親の速さは、それぞれ分速90m、分速110mで

す。Aさんが忘れ物を受け取ったのは、午前何時何分ですか?

A

たとえば、A地点からB地点までの道のりと要する時間

のそれぞれについて、異なる記入の仕方をすること。

つまり、
  
EDUCATION
次に、7:30の時刻におけるAさん… ではなく、

7:10に母親が家を出たことを示す。

その際、同時刻におけるAさんの位置も忘れず示す。


 ⇒時系列に従って、示していく。
解 法-B( HOW TO SOLVE‐B)

問題となる時刻毎に異なる記号を用いる。

時刻が分かっている場合には、記号付近に記入する。

つまり、
  

「立式」を中心に進める。
  
次に、Aさんと母親とが出会った位置を示す。
次に、7:30におけるAさんと母親のそれぞれの位置を
示す。
解 法-A( HOW TO SOLVE‐A)
次に、Aさんが7時に家を出たことを示す。